Perfumeは初音ミクとして可愛いがられるドネルモアーカイブ Perfumeはアイドルなのか問題

Perfumeは初音ミクとして可愛いがられるドネルモアーカイブ Perfumeはアイドルなのか問題

Perfumeは初音ミクとして可愛いがられるドネルモアーカイブ。Perfumeはアイドルなのか問題。

Perfumeって女性アイドルという扱いでいいのでしょうか

Perfumeは初音ミクとして可愛いがられるドネルモアーカイブ。

パフューム人気の理由は、テクノ?ポップ、不可思議なダンスetc、様々に語られている。これらに共通するのは、「パフュームが操り人形のように見える」という点だろう。操り手は、プロデューサーの中田ヤスタカ。中田のプロデュースの特徴は、声の扱い方にある。

彼自身のユニットCapsuleでも顕著だが、中田はボーカルをサンプリングし、大幅にエフェクトをかけ、シンセ音の一つにしてしまう。歴代アイドルでも、 パフュームほど「声」をいじられてなかったことを考えると、これはかなり大胆な操作だろう。そんな歌声をとりこんだシンセで、中田はメロディを「弾く」。 歌はあたかもロボットのそれのような、どこかあどけないものとなる。この歌を歌うパフュームが、これまた機械仕掛けの操り人形めいたダンスを踊る。

そんなパフュームがこれほど人気になった要因はいろいろある。とりわけ木村カエラがラジオでハードリピートしたのが、かなり大きい。でもその一方で、以前からサブカル層でじわじわ人気が出始めてもいたのだ。理由いろいろあろうが、リアルな「初音ミク」のように見えたことは要因のひとつだろう。

初音ミクは、音階と 歌詞を入力することでボーカルパートを作成できる「歌声シーケンサー」のことだ。類似したプログラムは以前からあった。が、バーチャル?アイドル「ボーカロイド」としてデザインされた初音ミクの容姿右youtube動画参照が萌え萌えだったものだから、製作側も驚くほど異例の大ヒット。初音ミクの声を自由に編集し、好き な歌詞を歌わせる「職人」達が多数出現、ニコニコ動画などで検索すれば、彼らの様々な「作品」を見ることができる。ちなみに初音ミクに歌を仕込むことを 「調教」という。

この「初音ミクと職人」の関係こそ、「パフュームと中田ヤスタカ」の関係になぞらえるべきだろう。この関係において、「初音ミク:パフューム」は、「職人:中田ヤスタカ」の意のまま操られる「お人形」である。これは極めて都合のよい主従関係であ りながら、しかしそこに冷酷無比なニュアンスはない。一方は他方を所有?支配?従属することを通じて、優しく愛おしみ、そうされる側も、その関係を望み、操られることを喜んでいるかに見えるのである。

こんな不平等な関係が、それでもなお積極的な意味を持つのは、この関係においてはじめて「可愛らしさ」が成 り立つからだろうペット、子供…etc。この一方的な主従関係に基づく「可愛らしさ」が極まる点こそ、「お人形のように可愛がる/可愛がられる」局面である。それは、10年前には一部のマニア向けのものだったと思う。それが今日では大人気になりうることを、パフュームは鮮やかに示している。

この意味でパフュームは、例えば安室奈美恵とは間逆である。アムロは、「消費社会の操り人形」に自らを徹底的に同化させ、それを克服し、乗りこなす。その姿は実にかっこよく、人とは思えぬほどマッチョで、そして絶望的なまでに可愛いげがない。操り人形のはずなのに、操られているように見えないからである。

これに対しパフュームは、その歌声、ダンス、どこをとっても「いかにも操られている」。それは、パフュームが「いかにも可愛がられている」ことの表現にほかならない。もっとも「中田ヤスタカ=可愛がる主体」はメディアの背後に退いているから、パフュームは、「誰かに可愛がられているお人形」として、メディアに登場する。言ってしまえば、ファンに激怒されそうだがパフュームの魅力は、本人達容姿や才能etcにあるのではなくて、「お人形として可愛がられている」というイメージにこそ認められるものだろう。

「お人形のように可愛がりたい/可愛がられたい」。この二つの想いが交差するところで、パフュームは、人々の憧れのまなざしを引き受け、その身に幸福のイメージを帯びるのである。グライダー

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Perfumeはアイドルなのか問題。

アイドルたちはきっと真剣にアイドルをしています。わたしたちファンも真剣に応援をしています。でも本当は、その対象がアイドルでもアーティストでもモデルでもアスリートでもインフルエンサーでもなんなら身近な友人知人でも、応援したくなるような相手の行動や想いやその他のなにかに心をつかまれている、その事実が重要なのです。相手の肩書がなんであれ「ファン」を名乗るのはそう生き物になるということで、そこに優劣はありません。

当人が望む進路変更であれば、もちろん問題ないのです。私たちファンはその背中を見送り、前を向き歩いているであろう彼女たちの姿に時折思いを馳せるのみです。

わたしがPerfumeを好きになった頃、彼女たちはまだ10代でした。わたしは成人した社会人で、周囲に「Perfumeっていうアイドルが好きなんです」というと、一様におかしな顔をされたり、半笑いで「変わってるね」と言われたり、ひどい場合には「もっと大人としてまともな趣味を持ったらどうか」なんてことを言われたりもしていました。最悪なのは、個人の性指向に関する揶揄を受けたりしたことです。まあそれはまたちょっと別の問題なんですけど……。とにかく、その都度憤慨したり、落ち込んだりを繰り返したものです。

でも、「Perfumeはもうアイドルではなくアーティストでは」という「ラベル替え」が始まった頃から、そんなことを言う人はいなくなりました。そして、それをポジティブな変化だと、わたしにはおもえませんでした。※ちなみに、ハロプロを好きだと言うと、いまだに同じような反応が返ってくることがあります。

ほぼ同じような頃、テレビだったかラジオだったか、3人が「まだアイドルと呼んでいただけるなんて」という発言をしていた記憶があります。あまりに衝撃的で、なんというか、打ちのめされました。そのとき3人が使った「アイドル」という言葉には、明確に「もっと年若い女子」を指していました。アイドルを目指して夢を叶え、その一線を駆け抜け戦い続けている彼女たちが、アイドルと呼ばれることに卑屈にならなくてはいけないって、いったいなに?そして「まだアイドルと呼んでいただける」彼女たちは、じゃあアイドルと呼ばれなくなったらなにになるの?アーティスト?でも3人はその変化を望んでいるの?

それは当人たちの意識の問題というより、そういう発言をさせた世間の問題に見えました。

いや、いいんです。別に何をどのように好きになっても、それは個人の話の範疇におさまるのなら、わたしも気にならないんです。でももやもやしてしまう。その感覚の根っこにあるものが、個人の話の範疇だけにおさまるとおもえないから。

10年くらいそういったあれこれを見たり聞いたり結果、世間が女性アイドルに対してのラベル替えをしようとするとき、だいたい以下の3パターンに分かれると感じました。混ざってる場合もたくさんあります

この3パターンが世間一般の風潮として存在するという仮定のもとに話を続けます。

ハロプロには「25歳定年説」というのがあります。内実は不明ですが、それくらいの年齢になるとみなキャリアチェンジをするのは事実です。冒頭で「当人が望む進路変更であれば問題ない」と言いましたが、彼女たちが先を考えるとき、社会における「アイドルは下位ジョブ」「女性アイドルは若い女の子がするもの」という風潮が影響しないかといえば、わたしはノーだと思っています。当人たちがそんな考えを持っているわけではなくてもです。「アイドルという肩書きから脱却しなくては、社会人として/芸能人として年齢を重ねていけない」という呪縛のようなものを感じます。

男性アイドルは50近くなってもアイドルなのにね。

果たしてアイドルはアーティストの下位ジョブなのか?女性アイドルがアイドルであるまま、年齢を重ねてはいけないのか?

そんな状況を受けてか、3人は今回のツアーのMCで

「求められる限り続けて行こうと思っている」

と、言ってくれました。?

わたしはファンとして、いついかなるときも3人の覚悟と決断を尊重します。もし今後解散することになったとしても、これまでの時間に感謝こそすれ、「あのときああ言ったじゃないか」なんて言うつもりは当然微塵もありません。力いっぱい惜しむことはするとおもいます。それはゆるしてほしい

でも、やっぱり嬉しかった。

外野の勝手なラベリングなんて気にしないで、続けたい人が続けられるだけアイドルを続けていける世の中であってほしい。3人がアイドルであることに誇りを持って前を見据えて進んでいく姿を見て、もっともっと後に続く子が出てきてほしい。そして「アイドルという生き方」を肯定し、尊重し、仕事として成立する世の中になってほしい。そんなふうに考えていた自分を、勝手に肯定されたような気持ちになりました。

本当はね、最初に言ったように、何かのファンであること自体は対象の肩書きとは関係ないんです。呼び方はアイドルでもアーティストでもなんでもいい。でも、ラベリングすることが対象のあり方に影響しそうな場面では、ファンだからこそ、こだわっていたい。

ていう、だらだら話。まとまらなかったけど、まんぞくだ。楽しいことだけ書くブログにしたかったけど、破っちゃった。たまにはいいでしょ。

最後にアイナナ第3部から、天くんと姉鷺さんのやりとりを引用します。

「理想のアイドルって、なんだと思いますか?」

「終わらないアイドルよ。夢が終わるところなんて見たくないもの。日本一のトップスターじゃなくたって、顔に傷があったって、声が出なくたって、終わらせないでくれたらそれでいいのよ。だけどその夢を叶えるのが一番難しい」

永遠なんてないってわかってるし、終わらせることも大事なことだって知ってるし、ファンの夢ばかりを背負わず自分の人生も大切にしてほしいとおもっているけど、それでも列挙したような一般的な風潮なんて曖昧なものに「終わりを迫られる」ことだけは、男女関係なくできるだけないといいなあ……と願わずにはいられないわたしなのでした。

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